ギャラリー「のこぎり」(東京都渋谷区)はフィンランドのアーチスト、イェンニ・トォミネンの日本初となる個展「渋谷区猿楽町、フィンランドの森。」を開催する。イェンニはヨーロッパを代表するアパレル企業であるマリメッコのデザインを手掛けながら、セラミックを中心にペインティング、イラストレーション、ヴィデオなど、ジャンルを飛び超えて活動している。
イェンニの作り出す作品は、全てが「森の幸(さち)」といえるものだ。彼女の生活の近くには常に森があり、それは遊園地であり、無数の生き物がいる密度の濃い神の領土であり、嵐になれば豹変する畏怖の場所でもあった。「森の中では自然の声が全て聞こえて、だけど、とっても静かで、まるでシャボン玉の中に住んでいるような感じなの。」彼女はずっと森が好きだった。
彼女の作品は幼児性と少女性そのものだが、本人が今もその真っ只中を生きているという点で、特異である。「私は子供たちの考える力、話す力に共感するの。私が作品に求めているのはそれなの。」幼児性と少女性、そして森だけが持ち得る、普通の大人が失ってしまった何かを彼女は求める。「私は子どもたちのありのままを守るために戦うわ。」彼女は失われてはいけないものと一体化することでそれを守る。そして今も、彼女の一番の楽しみは「自転車に乗ってあちこちいって、アイスクリームを食べること」なのだ。
私たちは、イェンニ・トゥオミネンの作品展を、すべての森と、その幸である子供の時間に捧げます。
イェンニの作り出す作品は、全てが「森の幸(さち)」といえるものだ。彼女の生活の近くには常に森があり、それは遊園地であり、無数の生き物がいる密度の濃い神の領土であり、嵐になれば豹変する畏怖の場所でもあった。「森の中では自然の声が全て聞こえて、だけど、とっても静かで、まるでシャボン玉の中に住んでいるような感じなの。」彼女はずっと森が好きだった。
彼女の作品は幼児性と少女性そのものだが、本人が今もその真っ只中を生きているという点で、特異である。「私は子供たちの考える力、話す力に共感するの。私が作品に求めているのはそれなの。」幼児性と少女性、そして森だけが持ち得る、普通の大人が失ってしまった何かを彼女は求める。「私は子どもたちのありのままを守るために戦うわ。」彼女は失われてはいけないものと一体化することでそれを守る。そして今も、彼女の一番の楽しみは「自転車に乗ってあちこちいって、アイスクリームを食べること」なのだ。
私たちは、イェンニ・トゥオミネンの作品展を、すべての森と、その幸である子供の時間に捧げます。
・開催情報について
展覧会名: 渋谷区猿楽町、フィンランドの森。
作家名: Jenni Tuominen(イェンニ・トゥオミネン)
会期: 2022年7月22日(金)-2022年8月28日(日)
開廊時間: 12時-19時(予約制)
休廊日: 月・火
会場: のこぎり
〒150-0033東京都渋谷区猿楽町5-17第一西尾ビル2階
Tel 03-6712-7878
[email protected]
当ギャラリーは現在のところ完全予約制です。
こちらからご予約ください。
作家名: Jenni Tuominen(イェンニ・トゥオミネン)
会期: 2022年7月22日(金)-2022年8月28日(日)
開廊時間: 12時-19時(予約制)
休廊日: 月・火
会場: のこぎり
〒150-0033東京都渋谷区猿楽町5-17第一西尾ビル2階
Tel 03-6712-7878
[email protected]
当ギャラリーは現在のところ完全予約制です。
こちらからご予約ください。
・アーティストについて
Jenni Tuominen(イェンニ・トゥオミネン)
トゥルク芸術アカデミーでファインアート、ヘルシンキ芸術デザイン大学でグラフィックデザインを学ぶ。2006年のマリメッコのデザインコンペティションで優勝後、同社にて多くのデザインを手掛ける。2007年にイラストレーション部門においてフィンランド国家賞を受賞。イラストレーション、アート、デザインの領域を超えて活動。陶器、絵画、テキスタイルに取り組んでいる。フィンランドのポルヴォー在住。
トゥルク芸術アカデミーでファインアート、ヘルシンキ芸術デザイン大学でグラフィックデザインを学ぶ。2006年のマリメッコのデザインコンペティションで優勝後、同社にて多くのデザインを手掛ける。2007年にイラストレーション部門においてフィンランド国家賞を受賞。イラストレーション、アート、デザインの領域を超えて活動。陶器、絵画、テキスタイルに取り組んでいる。フィンランドのポルヴォー在住。
・作品について
森の妖精のようですね。と聞くと、私は童話が好きだし、森に行くのが好きだったから、この子達は森に住んでいるんだと思うわ。と彼女は言う。どうも、森に住んでいる人や動物を意図して作ったわけではなくて、結果として、彼らは森に住んでいるということらしい。粘土でものを作るときは、何を作るかは一切事前に考えない。手が粘土を触れば、手が粘土と遊んでいるうちに形が浮き出てくるそうだ。ここには、そうやって生まれた作品が集められている。背景には、無数の生命が生まれ死んで、永遠にリサイクルする場所である「森」が見えるはずだ。